愛知淑徳中は、毎年1000名もの受験者が受験する人気の高い女子中学です。南山女子、滝中、金城中との併願もできるので、質の高い受験者を確保している。近年は、大学受験にも力を入れ、外部受験のクラスも充実し、国立大学、有名私立大学の合格者が増加している。
2年前より受験制度が変更し、2教科受験と4教科受験の選択制となった。第一選抜で算国2教科の上位80%を合格させ、残りの20%を4科の上位から選抜する2段階選抜である。この受験によって、南山女子から滝中に流れた生徒の受験を呼び込み、大幅な受験者増を成した。
| 募集人員 | 応募者数 | 受験者数 | 合格者数 | 実質倍率 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 16年度 | 200人 | 962人 | 930人 | 434人 | 2.1倍 |
| 17年度 | 200人 | 949人 | 930人 | 421人 | 2.1倍 |
| 18年度 | 200人 | 1005人 | 962人 | 450人 | 2.1倍 |
| 国語 | 算数 | 2科総合 | 合格最高点 | 合格最低点 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 16年度 | 47.8点 | 75.0点 | 122.8点 | 163点 | 133点 |
| 17年度 | 66.4点 | 41.1点 | 107.5点 | -点 | 113点 |
| 18年度 | 51.1点 | 45.7点 | 96.8点 | -点 | 109点 |
淑徳中算数の出題傾向は、従来文章題分野、図形分野がそれぞれ全体の30%の割合で出題され、計算分野が約15%の割合で出題されていたが、この5年間は図形分野の出題が減り、整数分野が増加傾向にある。
2教科受験の時代は問題の質は安定していたが、4教科受験になったここ2年は問題の質の上がり下がりが激しい。
文章題分野では「場合の数」「相当算」、図形分野では「容積」「面積」「図形の移動」を中心に、ジャンルに入らない問題も出題される。 整数分野では「数列」「G.C.M」「L.C.M」が多く出題されます。割合分野では、「割合の応用」「割合売買」の出題が多い。 3年前より受験制度も変わり、制限時間も60分から50分に変わった。この影響で問題数も従来の19問から15問に減少した。1年目は易化傾向にあったが、この2年間は従来に比べてぐっと難しくなり、平均点も下がった。問題傾向も作問者が変わったのか、従来の傾向とはちがった問題が出題されている。特に整数分野の問題が増えている。
昨年、今年と比較的難しい問題が出題された。特に「星の動き」に関する問題は昨年同様難しい問題であった。「光」の問題も難しく、第1問目で動揺した生徒もいたのでは? この2年間では「星の動き」「環境」の問題が出題されている。
平成14年より、長字数の物語文と普通字数の説明文の2題出題が続いています。この傾向は平成17年入試でも変わらず、出題傾向も大きく変化はありません。かつてのように、漢字語句・文法知識を問う問題が減り、上位校に見られるような読解力を問う問題が増えています。長字数の自由作文等はありませんが、記述量は多くなっています。また平成17年の物語文は字数も多く、時間内に読解するのはけっこう大変でした。 単独の語句文法問題は姿を消しましたとはいえ、長文の中に多く含まれていますので、これらの問題を確実に解けることも高得点の条件となります。